現代では転職することというのが当たり前となってきました。
学生を卒業して、就職した会社で一生を過ごすというようなことがなくなってきているのです。
そのため最近では、転職についてのさまざまな情報が溢れかえっています。
転職アドバイザーやキャリアコンサルタントなど、一昔前には存在感のなかった人たちもどんどん目立ってきています。
かくいう僕も転職経験があります。
しかも医療事務からITエンジニアへ未経験で飛び込みました。
入社してからもまぁまぁ大変でしたが、今回はそんな転職活動について書いてみようと思います。
僕が転職活動をしていて一番感じたことは「新卒のときとは全然違う」ということです。
そのときは人生初の転職で期待やら不安やら、心が忙しかったので、深く考えていなかったですが、転職して2年近く経過した今なら、そのときの自分の状況、新卒での就職活動との違いがはっきりしてきました。
ということで今回は、転職活動中に感じた新卒との違いについてまとめてみることにしました。
これから転職活動をはじめようとしている方、特に、人生はじめての転職に臨む方へ向け、転職活動の特質を解説します。
それではいきましょう!
1.人生最大の意思決定
まず、冒頭にも述べた通り、転職活動をしているとき、新卒で就職活動をしたときとは、全く異なる気持ちがありました。
それが何なのか、最初のうちはわかりませんでしたが、転職活動を進めていくうちにその正体が徐々に見えてきました。
それは、自分にとって、初の転職活動というのが「人生最大の意思決定」だったということです。
どういうことかというと、新卒のときの就職活動のはじまりは「なんとなく」とか、「時期が来たから仕方なく」のような受け身のはじまりでした。
大学生活が後半にさしかかり、周囲が何やらゴソゴソと就職活動へ向け動き出しているから、自分もやらなきゃいけないのだろう。と、本当になんとなくはじめたものでした。
そのため、自分から「就職活動がやりたい」とか、「企業説明会に参加した」のような気持ちはなく、ただただ周囲に流されて動いていた感じです。
しかし、転職活動は違います。
「転職したい!」「転職活動をはじめよう!」と決めるのは、すべて自分です。
よく考えるとそれは、人生で最も大きな意思決定だなと感じました。
学生時代から、やりたいこと、成し遂げたい目標や夢が明確にあって、それを実現するために就職活動に臨んでいたとすれば、めちゃくちゃ素晴らしいことです。とても尊敬しますが、ほとんどの学生は、大学3年くらいになると周りが就職活動を始めたので、なんとなく一緒にはじめて、なんとなく面接を受け、なんとなくで内定をもらった企業に就職する。
正直こんな感じではないでしょうか。
僕はそうでした。
しかし、転職となると全ては自分の意思決定のもとに行動をしています。
周りが転職活動しているわけでも、他人から勧められたわけでもないので、別にやらなくても怒られることでもないのです。そんな状況でも自分を変えたい、この会社から脱出したいという、確固たる意志を持って、自分で考えて自分で行動していくのです。
2.中途採用者が求められること
就職活動に欠かせない情報といえば、志望理由と自己PRですよね。
これはいつの時代も人を悩ませるものだと思います。
そんな志望理由や自己PRも新卒のときと転職のときとでは印象が違いました。
具体的には、「求められていること」が違いました。
たとえば、学生の頃は、何をがんばってきたか、苦労したことは何か、など、経験や気持ちから、その人のキャラクターを見られているような感じでした。
対して転職活動では、どこで何をしてきたかということ以上に、今のあなたは何ができるのか?どんなスキルを持っているのか?ということに重点を置かれている印象でした。
たしかに、学生の頃は社会人経験もないので、知識やスキルもない状態です。その状態でも一生懸命やってくれそうとか、この体験があるなら、この会社でも活かせそうという、性格基準の採用となりそうです。
しかし、社会人を数年経験していたとしたら、企業側はこちらがすでに何かしらのスキルを持ち合わせているはずという感覚で向かってきます。
もちろん、転職活動でも性格を見られることも多くあります。
しかし、やはりその人がどんなスキルを身に付けていて、何ができる人なのか、ということの方が重要視されている印象でした。
3.まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は就職活動における新卒と中途の違いについてメモしてみました。
- 転職は人生最大の意思決定
- 学生は性格、社会人はスキルを重視される
これから転職活動をはじめようとしている人に役立てば幸いです。
不安や心配事も多くあると思いますが、みなさんの人生がより明るくなることを願っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は以上です、ではまた!
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